『膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)』 前編

こんにちは。

長岡京市、乙訓どうぶつ病院の中森です。

 

まだ一年しか経っていないのにドッグランの内扉が老朽化?が壊れてしまいました。。。

7月中には業者の方に頑丈に作り直していただく予定ですので、

ドッグランに来られる方は入室の際にお気をつけ下さい💦

 

7月30日(土曜日)は夏祭りに参加する為に午後休診となっております。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。ご理解いただければありがたいです。

 

さて、今日は久しぶりに病気の話をしようと思います。長くなるので前後編にしました。

 

『膝蓋骨脱臼』 前編(原因~症状)

 

当院でもよく見る疾患で、ヨーキーやチワワ、ポメラニアン、トイ・プードルなどの小型犬種に多いです。

膝蓋骨は人でいう膝のお皿の骨でして、わんちゃんは小豆みたいな楕円形をしています。

文字通りこのお皿の骨が脱臼してしまう病気です。痛そうですよね・・・。

kosi

 


原因

・先天性

生まれた時から膝蓋骨が収まっている溝が浅かったり、関節周囲の筋肉や骨の形が異常だったり、
靭帯の付着部の位置がずれているなどが原因となります

・後天性

打撲や落下などによる外傷で関節組織の損傷が生じたり、骨に関連する栄養障害などによって
骨の変形が生じるなどが原因になります。


patellar-luxation

症状

程度により無症状なものから正常な歩行が困難なほど足を上げてしまうものまで幅広くあります。

・グレードⅠ

膝蓋骨は正常な位置にあり、足を伸ばして膝蓋骨を押すと脱臼するが、放すとすぐに正常な位置に戻る。
無症状が多いが、スキップのように3本足で歩行することもある。

・グレードⅡ

膝蓋骨は不安定で、足を曲げていると脱臼して足を上げてしまうが、膝蓋骨を押すと正常な位置に戻る。
簡単に整復でき、グレードⅠと同様に日常生活にそれほど大きな支障はありません。
しかし特に治療せず放置すると、骨が変形し、靭帯が伸びるなどしてグレードⅢに進行してしまいます。

・グレードⅢ

常に脱臼した状態であり、膝蓋骨を押すと正常な位置に戻るがすぐに脱臼してしまう。
足を上げてしまうことが多くなります。

・グレードⅣ

常に脱臼している状態でなり、膝蓋骨を正常な位置に戻すことができない。
骨の変形が顕著になり、膝を曲げたままの状態で歩くといった、重度な歩行異常が見られるようになります。


後編は治療や家庭での対策についてです!

 

治療は外科的な整形手術がメインとなりますが、動物の状態や生活に合わせて手術を回避することもよくあります。

医療としてBestの選択肢が、動物や家族にとってBestの選択肢になるとは限りません。

動物たちと家族にとってよりBetterな選択ができるように、

技術や知識を準備すること

しっかりと飼い主さんと話し合うこと

どちらにも全力を尽くしていきたいと思います‼

 


――――飼い主さんと動物たちのえがおのために――――

京都府長岡京市

乙訓どうぶつ病院

~乙訓地域(長岡京市、向日市、大山崎町)、大原野、伏見、久御山、島本町~

 

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