ウンチを食べること
スタッフブログお知らせ
こんにちは獣医師加藤です。
初めて乙訓で冬を迎えていますが、寒いですねー!
妊娠も臨月となり、マタニティウエアでもお腹が隠れなくなってきて困っています。
さて、話はがらりと変わりまして今日は
食糞
の話をしようと思います。
うんちって食べ物じゃないでしょ!と思いますよね。
我が家の長男が、うんちの時に「くっさ~!(ニヤニヤ)」と言うので、
「臭くなかったらごはんと間違えて食べちゃうでしょ~!(ニヤニヤ)」と言い返しています。
特に妊娠・授乳中のわんちゃんは母性行動として子犬のうんちを食べてきれいにします。
また年齢が若い子では、探索行動のひとつとしてうんちをかじってみたり、ご家族の関心を惹きたいから
という理由で食糞をすることもあるようです。その一方で、栄養面に問題がある場合(必要な栄養が
与えられていなかったり、消化器官などに疾患があって吸収できない等)はそれを補うために糞を食べます。
先日診察中にご相談いただいた内容を簡単にご紹介すると、
「本人は元気にしているが、ケージの中に入れておくとうんちをして、こちらがあっ!
と言っている間に食べてしまう。ちょっとかじって見せに来ることがある。」ということでした。
このお話でわたしは、“初めは探索行動でかじってみたら、ご家族がワイワイと騒いで構ってくれたので、
「なんか楽しい…」という関心を求める行動として食糞行動が強化されてしまった”という印象を受けました。
もちろん、栄養の吸収に問題があるなど、体に異常があって食糞をする場合もありますので、
安易に「構って欲しいだけ」と考えずにご相談いただきたいと思います。
また自分以外のうんちを食べてしまう場合は、感染症の危険がありますので一刻も早くやめさせる必要があります。
探索行動や関心を惹きたい場合の食糞対策では、
“うんちをしたら、家族に知らせる!”という条件付けを教え込むのが良いと思います。
簡単に言うとご褒美作戦で、
“うんちをする→家族に知らせる→褒めてもらう(大好きな遊びやおやつが貰える)”の流れを刷り込むということです。
人間の子供でも、ほめて伸ばすほうが信頼関係構築の点からもメリットが大きいと言いますよね☆
わたしも罵倒されるより褒められるほうが好きです。
最後になりましたが、
私加藤は12月より産休を頂いております。
長期の休暇をいただくことになり申し訳ありませんが、育児休暇明けには元気に職場復帰させてもらう予定です。
また復帰の時期は、18年春頃を予定しております。
場合によっては少し延長させてもらう場合もありますが、ご了承くださいませ。
また復帰時期に関してはブログやLINE@でご案内致します。
妊娠している間も、変わらず温かいお言葉をかけて頂き本当にありがとうございます。
三人目ということであまり焦りや戸惑いはありませんが、飼い主さんから頂きました励ましを元に楽しみながら頑張ります!
復帰後はひとまわり大きくなって戻ってまいります。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。
――――飼い主さんと動物たちのえがおのために――――
京都府長岡京市
乙訓どうぶつ病院
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