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🌞熱中症にご用心!🌞

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8月に入ると同時に、長く続いた梅雨もようやく空け、夏本番がやって来ましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか🌻久しぶりにブログ担当が回って来ました獣医師の木原です。

 

暑さには弱い私ですが、個人的に夏はとても好きな季節です。特に日が長くなるにつれ、神様からボーナスとして時間がもらえたような気がして、いつまでも遊んでいたい気持ちになります。

しかし、私も社会人ですからいつまでも遊んではいられません!そこで今回は夏に気をつけたい病気、「熱中症」についてお話ししたいと思います。近年はわんちゃん・ねこちゃんを外飼いされる方は少なくなってきましたが、現代社会においても熱中症のリスクがないわけではありません。

 

 

熱中症とは、高温多湿の環境下でおこる高体温、脱水による全身性の疾患、すなわち上がり過ぎてしまった体温をうまく下げることができず、全身の臓器が障害される疾患です。

動物での熱中症は

①高温多湿環境への長時間の曝露

②熱放散能の低下

③過度な運動

などが原因となります。そのため夏の発生が極めて多く、①に関しては気温が高い時間帯の長時間のお散歩や、お出かけ時の車内でのお留守番などがリスクになります。②熱放散能の低下とは、熱をうまく逃すことができない状態で、短頭種(鼻ぺちゃの動物さん)、肥満、大型犬などの身体的性質に加え、心疾患、呼吸器疾患を有することが要因となります。

 

熱中症による高体温が生じると、細胞を構成するタンパク質が変性してしまい、各臓器の働きが阻害されてしまいます。その状態が長く続くと脱水状態とあいまって多臓器不全へと進行し、そのまま亡くなってしまうこともある緊急性の高い疾患です。

熱中症の症状は、粘膜の充血、頻脈、パンティング(ハァハァという浅くて速い呼吸)などが見られることからはじまり、より重篤になると、虚脱(ぐったりする様子)、運動失調、嘔吐、下痢、流涎、振戦(からだの震え)、意識消失、発作などが見られるようになります。そのため熱中症が起こりうる環境で、おうちの動物さんが「呼吸が荒い」「ぐったりしていて元気や食欲がない」「吐いたり下痢をする」「よだれがダラダラ出ている」「震えている」などの症状が見られた場合は注意が必要です。

 

熱中症治療には冷却処置が基本となります。体温(直腸温)は40.5℃を超えると熱中症と診断され、重症度に応じた冷却処置を行います。もちろん病院でも冷却処置を行いますが、何よりも早期に治療を始めることが重要となりますので、お家で冷却処置が必須となります。

体温が40.5℃以下で意識もはっきりとしている比較的軽症の動物さんに対しては、まず涼しい場所に移動させ、しっかりとお水を飲ませましょう。意識が朦朧としていたり、体温が40.5℃以上あるような場合は全身を水で濡らすか、水で濡らしたタオルで包み、扇風機で風をあててあげましょう。保冷剤や氷での急速冷却はかえって体内の熱を逃しにくくなってしまうため、推奨されません。そして病院にご来院頂く道中でも、車内の冷房や車窓からの風を利用して冷却処置は続けて頂くことをおすすめします。そして病院では冷却処置に加え、必要に応じた血液検査、レントゲン検査、エコー検査を実施し、障害を受けた臓器に対し、それ以上障害が進まないように治療を進めていきます。

 

実際に動物病院に駆け込まれる熱中症の動物さんの半数はそのまま亡くなってしまうという怖いデータもあります。そのため、熱中症にさせない、症状を見逃さないことが大切です。

熱中症にさせないためには

・気温が高い日中の散歩、外出を控える

・室内ではしっかりとした冷房の使用や、風通しをよくし、常に涼しい環境を作る

・飲みたいときにしっかりと飲水できるように工夫する(給水器の増設、こまめな水替え)

などが(当たり前のことのようですが)大切です。

 

熱中症の診断に必要な体温は、直腸温であり肛門から検温する専用の体温計が必要となるため、ご自宅での測定は難しいかと思います。そのため普段と比べて身体が熱く、上述の症状が見られ、少しでも熱中症が疑われる場合はお早目にご来院ください。

 

また現在、新型コロナウイルス感染対策のため、待合室の使用を中止させていただいております。皆さまには暑い中お待たせする場面がどうしても多くなってしまうため、ご不便をおかけしますが、可能な限りご自宅や、車内など冷房の効いた環境でお待ちいただければと思います。今後の対応についてはスタッフ間で目下検討中ですので、何卒ご理解、ご協力のほど宜しくお願いいたします。

ただし、お待ちいただいている間、もし動物さんの呼吸状態などに異変を感じた場合は速かにスタッフまでお知らせください。状態を確認し、早めに涼しい場所へとお預かりさせていただきます。

 

さて、ここまで熱中症についてお話しさせていただきましたが、連日の猛暑は人間だけではなく動物さんの命まで脅かす…というのはお伝えできたでしょうか?かく言う私も、このブログを書きながら、ついつい水分補給を怠ったり、暑さに負けて食事を抜いたりと、熱中症予備軍のような生活を今一度見直さねば!と自省しております…。診察室と駐車場の炎天下での往復にも耐える身体づくりが現在の目標です。

 

最後に当院のお盆期間中の診察時間についてのご案内です。

 

8月9日(日) 午前診察のみ(午後休診)

8月10日(月・祝)休診

8月11日(火)から8月16日(日)まで 午前診察のみ(午後休診)

 

となっておりますので、ご注意ください。獣医師の出勤に関しても変則的になっております。獣医師のご希望がある方は当院HPの出勤表をご確認の上、ご来院ください。お盆期間中は診察が混み合う事も予想されますので、お時間には余裕を持ってのご来院をおすすめ致します。

 

新型コロナウイルスの影響で、帰省やお出かけも何かと制限がつきがちですが、皆さまご自身はもちろんのこと、動物さんたちの体調にも十分気を配りながら、どうか楽しいひと夏の思い出を作ってくださいね。そして診察でお会いした際には、是非、私にも思い出話をお聞かせいただけるとうれしいです。

Have a nice holiday!!

 

 


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