乾燥肌
スタッフブログ
昨年1月15日、初めて国内でコロナウィルス感染が確認されてからもう1年が経ちました。
マスク、消毒、ソーシャルディスタンス、3密の回避もすっかり定着しましたね。
当院でもコロナウィルス感染対策を継続してまいりますので、続けてのご協力をお願いいたします。
今回はこの時期によくある乾燥肌について看護師佐々木よりお話しさせていただきます。
ジメジメした夏が終わり、朝晩冷えてくる秋になると急に訪れるのが乾燥です。冬になり、気温が下がり、暖房さらにコロナウィルスの影響でアルコール消毒を使うとさらに乾燥が加速しています。
これは人だけではなく、動物にも起きています。
乾燥すると皮膚には何が起きているのでしょうか?
本来皮膚の表面には水分と油分を混ぜた天然保湿成分があり、外からの刺激から守る働きをしています。しかし、この保湿成分のバランスが崩れてしまったり、うまく作れなかったり、人工的に取りすぎてしまうと、潤い成分がなくなり乾燥を招いてしまいます。
守ってくれるはずのものがいなくなると、その下にある皮膚細胞に刺激が加わり、かゆみや赤み、細菌が繁殖してしまったりとお肌のトラブルが次々と現れてきます。
乾燥の改善には、
水分の摂取、保湿成分を取り過ぎない、人工的な保湿が重要です
☆血液は水分です。血液(水分)が少ないと体全体に行き渡らず、栄養や酸素を運べなくなります
☆シャンプーや、拭き取りをしすぎないようにしましょう。ゴシゴシこすると、それだけで皮膚に負担がかかります。熱いドライヤーも極力避ける必要があります
☆保湿は、外から付けるタイプ、入浴タイプ、口から入れるタイプとあります。当院では付けるタイプをオススメしております
いずれのタイプもすぐに効果がある訳ではありません。その子により数ヶ月から年単位で改善がみられます。根気よく続けてあげる事が大切になります。
また、体は大事な部分を守ろうとしてくれます。脳、心臓は体の要のため一番に守ろうとします。例えば体の中で何かトラブルが起きた場合、皮膚の事は2の次、3の次になるため、被毛や皮膚が貧弱になってしまう可能性もあります。もちろん食事内容、年齢、薬によっても毛や皮膚の変化は現れます。
犬や猫の皮膚は、人の皮膚よりもさらに薄いため(⅓~⅕)、皮膚にトラブルがある場合は特に繊細なケアが必要となります。ケア方法が不安な方はお気軽にご相談ください。
京都府長岡京市
乙訓どうぶつ病院
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