意志の強さ!
スタッフブログ
まだまだ暑い日が続いており、アイスがおいし~い季節ですね!
<8月の休診のお知らせ>
お盆期間の振り替えとして
29日(火)は休診となります。
今回は、先日まで入院看護をしていた
わんちゃんの話をします。
前肢は骨折し、後肢は股関節の脱臼をして入院していました。
文字や写真を見るだけでも痛そうですよね…
骨折や脱臼をしたことがある..なんて方はいらっしゃいますか?
私は幸運なことに一度も無く、来院された時折れている前肢を見て驚いてしまいました・・・
15歳という高齢でもありますし、まず第一に麻酔を乗り越えれるかどうかとても心配でした。
幸い血液検査や胸部・腹部のレントゲン検査などに大きな異常はありませんでしたので、
無事整復手術を実施することが出来ました。
ただ、人でも高齢で骨折すると思うように歩けなくなって車いすで生活されることもありますし、
「今後歩けるようになるのか 」
と、とても不安でいっぱいでした…
初めの頃はおそらく、痛さと環境の変化もあったのでしょうか、ご飯を満足に食べてくれません。
また、歩けず寝たきりの状態でしたので、床ずれが出来てしまうと良くありません。
6時間ごとの体位交換と食事、飲水の介助、骨折部の包帯交換を行い、
1日3回 支えて立っている状態でキープするというリハビリを手術後3日目から始めました。
初めは補助しないとぜんぜん立てない状態でした。
徐々に足が広がっていってしまう
だんだん力が抜けてくる
10キロを補助するのは私でも一苦労でした。
ましてや退院後もオーナーさんが入院中と同じようなリハビリを行うことが出来るのか考えると心配でした。
ですが、4日間続けていると急によたよたしながらも、自力で歩けるようになり
歩きたい!意志の強さに驚きを感じ、
不安だった分、一生懸命歩く姿に喜びを感じました!
入院・ホテル用のドックランにて(術後7日目)
このわんちゃんはすぐ歩けるようになれましたが、
もっともっと時間がかかったかもしれないと考えると
人と動物との暮らしや関係性は本当に様々で、接している時間も変わってくるため、
家庭によって出来ることは違ってくると思います。
たとえば、働いていて朝と晩としか会えない、高齢で常に介護が必要な動物と暮らしている…
――――飼い主さんと動物たちのえがおのために――――
京都府長岡京市
乙訓どうぶつ病院
~乙訓地域(長岡京市、向日市、大山崎町)、大原野、伏見、久御山、島本町