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子宮の病気

スタッフブログ

このブログを読んでいただいている学生をお持ちの方々、長い長い夏休みがやっと終わりましたね。

なんとかギリギリに宿題を終わらせ、新学期に子供を送り出せました看護師佐々木です。

 

みなさま良い夏の思い出は出来ましたか?

我が家も毎年恒例の京都の北の海を堪能してきました。

 

残暑が厳しく、夏休みの疲れも合わさり、まだまだ熱中症や風邪など気を付けてくださいね。

 

さて今回は子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)という子宮の病気についてお話させていただきます。

先日体調が良くないと来院されたワンちゃんがこの病気にかかっており、手術後元気に帰っていきました。

 

子宮蓄膿症とは、その名前の通り子宮に膿が溜まってしまう病気で、発情(生理・ヒート)の終わる頃に子宮に細菌が入り、それが増殖することが原因となります。

膿が陰部より出てくる開放型、膿が出でこない閉鎖型とがあり、破裂など起こりうる閉鎖型がより深刻となりますが、どちらも放っておくと死に至る可能性がある恐ろしい病気です。

 

<症状>

ワンちゃんの発情はだいたい年に2回あり、人と違う点は発情の時に子供を作ることが出来ます。

陰部が大きくなり出血し、多くは1ヵ月ほどで出血もおさまり、陰部も小さくなります。

次の発情までは陰部は小さいままですが、子宮蓄膿症の場合、発情が終わってから2,3ヵ月後に再び陰部が大きくなってきたり、ほしおりものが出てくる食欲・元気が落ちる水をよく飲むなどの症状が出てきます。

陰部があまり大きくならない子もいたり、陰部をよく舐めるというのが症状のこともあります。

 

<診断>

飼い主様から教えていただく症状、血液検査、レントゲン検査、エコー検査

<治療>

最善の方法は子宮卵巣を取る避妊手術です。

ただし、年齢、全身状態によりお薬での対症療法を選択する場合もあります。

手術後は状態により点滴をしながらの入院、退院後の内服が必要になります。

この写真は取り出した子宮です。普通なら小指の太さぐらいの子宮が膿が溜まりパンパンにふくれています。

<予防>

避妊手術

 

◎この病気は早期発見し、全身状態が悪くなる前に適切な処置をすることがとても大切です◎

避妊手術をしていない子は毎日見てしまうと変化に気づかない事があるので、陰部を週に1回ぐらいみていただき、陰部が腫れていないか出血おりものが出ていないかチェックしてあげてください。

子宮蓄膿症はネコ、ハムスター、ウサギにもかかる可能性があります。

発情の期間、周期はそれぞれ個体によって違います。子宮の病気に関わらず、毎日一緒にいる飼い主様がいつもと違うと感じた事は病気の早期発見のサインかもしれません。

これって病気??など気になることがありましたら、ご相談ください。

 

 

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