Cat is dog?
スタッフブログ
田植えも終わり、梅雨のめぐみで順調に育っているお米の苗。
そしてそこで育つ生物。おたまじゃくし、カブトエビ、たにし、ジャンボタニシ、ヒル、アメンボ、
そしてカエル・・・
実家の裏が田んぼだったため、電話相手に『カエルの鳴き声ハンパない』
と言われてきた看護師佐々木です。
毎日蒸し蒸し、ジメジメ、すっきりしないお天気が続き、熱がこもりやすい時期ですので、
熱中症には気を付けましょうね。
さて、当院では猫専用の待合を設けさせていただいております。
しかし、特に春の予防の時期には、お待ちいただく際に席がないなどご迷惑をおかけしたかと思います。
そして、みなさまの中には、
『なぜ猫専用が出来たの?』『それっているの?』
と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
☆実はその疑問を説くカギは犬と猫の違いに深く関わっています☆
そこで今回、犬と猫の違いについてお話させていただきます。
ネコは約5000年前に家畜化されました。
これに対しイヌは約12000年前。つまりネコよりも約2.5倍昔から人と関わってきました。
そして家畜化された目的が、イヌは人の手により、まずは番犬から始まり、猟犬、そして牧羊犬、
家畜追い犬、愛玩犬などと変化してきました。
さてネコはと言うと、ネズミを捕ることを目的として家畜化されました。
ネズミを捕ることは元々備わっている本能の行動ですので、
人が介入し用途を変化させる必要がありません。
すなわち、ネコは家畜化されても本能はそのまま残っているという事になります。
そして、イヌは仲間と集団で行動し、ネコは単独で行動するという決定的な違いがあります。
つまり一人で行動するため、自分以外には警戒してしまう事は必然的に起こってしまいます。
例外としては、お母さんなど身内には心を許すことが多いですので、母子の関係は成立します。
以上のことより、
イヌとネコは人と関わるスタート地点から全く違う方向に歩んでいるのです。
<Cat is not small dog.>
猫は小さい犬ではない
先日受けたセミナーで猫専門の先生がおっしゃっていました。
そこで当院では、他のネコ、イヌなどを極力見えないようにし、ストレスを最小限にし診察をお待ちいただける様に、猫専用待合を設けました。
そしてさらにストレス軽減のため、イヌの鳴き声などで急に興奮してしまう事もありますので、
キャリーで連れてきていただくのはもちろんですが、そのキャリーの上からタオルなどをかけ
視界を遮っていただくこともとても有効です。
お持ちでない方は待合にもタオルを置いておりますので、ご自由にお使いください。
出来れば、いつもいるお家のものをご持参いただくとネコちゃんはより安心します。
動物種による違いをお伝えし、病院に少しでも来院しやすく、
人や動物の交流の場にもしていただけたらと思っております。
◎お知らせ(7月の診察時間変更に関して)◎
7月8日(土) 通常通り診療(午前のみ院長不在)
7月9日(日) 通常通り診療
7月15日(土) 午前のみ診療(院長不在)
7月16日(日) 通常通り診療(院長不在)
7月17日(祝) 通常通り休診
学会や子供のイベントなどで院長不在の日程が多く、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
飼い主さまや動物たちに少しでもよい治療の選択肢がご提案できるよう、
院長およびスタッフは学会や勉強会でしっかりと学んできたいと思います。
押しつけがましいですが、どうか暖かい目で見守っていただければ幸いです!
――――飼い主さんと動物たちのえがおのために――――
京都府長岡京市
乙訓どうぶつ病院
~乙訓地域(長岡京市、向日市、大山崎町)、大原野、伏見、久御山、島本町~